技能士試験は時間との勝負でもあります。
時短のコツといえば、作業スピードを上げることが真っ先に思い浮かびます。
もちろん、それもひとつの方法です。
しかし、道具を多機能に使いこなすことも時短につながります。
水平器のサイズに拘る
水平器は水平を測るためだけの道具だと思っていませんか?
一級造園技能士の実技試験では、親柱と間柱の寸法は900mm、蹲踞の縁石や延段の飛石と板石、ゴロタ石のチリは50mm。
そこで、高さ50mm、長さ900mmの水平器を選べば、水平を確認するだけでなく、寸法確認のゲージとしても利用できます。
コンベックスを取り出し、伸ばし、測り、戻す。その何秒かを節約できるわけです。
笄(こうがい)板の厚さに拘る
私が自作した笄板は、長さ250mm、高さ90mm、厚さ15mmの桧製です。
学校で作った笄板は厚さが12mmだったので、作り直しました。弐号機です。
この「厚さ15mm」に理由があります。
蹲踞と延段の練習中、飛石を所定の高さに据えようとしていたとき、ある日突然閃きました。(普通に気づいてやってる人も多いかもしれません笑)
前石はチリ65mm、飛石はチリ50mmなので、飛石は前石からきっちり15mm下げなければいけません。
そこで、笄板そのものの厚さを15mmにしておくことによって、笄板を飛石の上に寝かせ、前石と一緒に水平器を当てれば、前石より15mm低い位置に飛石を据えることができ、水平も確認できるわけです。
ただし、笄板には寸法の規定があるので、その範囲内で作る必要があります。
少なくとも私が受験した2026年度の課題では、厚さについての指定はありませんでしたので、よかったら厚さ15mmの笄板を作って試してみてください。
たかが1秒、されど1秒
たった数秒。しかし、その数秒の無駄が積み重なると、後からジャブのように効いてきます。
逆に、数秒ずつ節約していけば、それは「時間の貯金」となります。
そして、予期せぬアクシデント(本番では、ほぼ必ずあると思います)が起きたとき、その「時間の貯金」が自分を助けてくれるかもしれません。