「庭師の道具たち」コーナーの第一弾は、地下足袋のお話です。

お祭りに参加して御神輿を担いだりされる方は、地下足袋を履いたことがあると思いますが、現代の日本人で地下足袋を履いたことがあるって人は少数なのではないでしょうか。

私自身、下駄や雪駄は履いたことがありますが、職業技術校【庭園エクステリア施工コース】へ入学するまで地下足袋を履いたことがありませんでした。

入学直後、揃えなければならない必要な道具のリストを先生から配られました。

地下足袋・・・備考欄にコハゼ12枚と書いてありました。

コハゼってなんだ?ってことで、コハゼを検索してみました。

足の内側部分にあるペロッとした金具のことだったんですね。

⑤と刻印されている金具の部分がコハゼです。

コハゼの枚数が多いってことは、ふくらはぎの部分が長いってことになります。

コハゼ6枚だと足首くらいの長さで、コハゼ12枚は、ひざ下くらいです。

いろいろ調べた結果、丸五の地下足袋がいいんじゃないかと思い、足のつま先部分に樹脂製のガードが入った安全靴タイプの地下足袋を買いました。「プロガード万年12枚」という製品です。

どこで地下足袋が売ってるかもよく分からなかったので通販で買っちゃいました。

届いて履いてみたらサイズばっちりだったので、同じのを追加で購入しました。

ところが、オリエンテーションで先生から道具の詳しい説明などがあったのですが、なんと地下足袋はつま先にガードが入っていないものを選ぶようにとのこと。

庭師は剪定するときに木に登ったりするので、つま先ガード付きの地下足袋だと足の感覚がうまくいかないからというようなことをおっしゃっていました。

うわぁ...先走ってやらかしてしまった。

それで、急遽また丸五のつま先ガード無し「ジョグ地下12枚」を発注したのですが、ここで問題発生です。

ふくらはぎが太すぎてコハゼがどうやってもはまらないのです。

プロガード万年の方は、コハゼを差し込むカケ糸が5列になっているのですが、ジョグ地下の方は4列しかない。ふくらはぎの太さによってどこに差し込むのか調整するので、4列だと届かないのです。

そこで、いろいろ調べてみたところ、丸五「はせプラス」という商品があることを発見しました。

これを地下足袋に付けることによって、ふくらはぎの太さ調整が可能になりました。無事解決です!

黄色のマーカー部分が「はせプラス」です。

最終的につま先ガード無しの地下足袋も2足買ったので、合計4足になってしまいました。

せっかく買ったので、実習内容によって使い分けることにしました。

やはり先生のおっしゃった通り、三脚に登ったり、木に登って剪定する場合には、ガードが邪魔になってしまいダメです。

しかし、竹垣制作やブロック・レンガ積みなどの地上作業のときにはガード入りだと安心です。

クラスメイトがある日ペンチを足先に落としたことがあり、とっても痛がっていました。

ガード入りの地下足袋だったら全然問題なかったのに~

ですから、地下足袋も作業によって使い分けることが大事だと思います。

入学当初は、地下足袋を履くのにめちゃめちゃ時間がかかりました。

下からひとつずつ徐々に差し込んで上までやっていくんですが、うまく入らない!

なんとか入って次のを...って、やっている内に下のが外れてしまったり。

それが、毎日履いている内にだんだん慣れてきて、地下足袋の生地が馴染んできたのもあり、いつの間にかササッと履けるようになっていました。

ただ、地下足袋を洗うタイミングがいまだによくわかりません...

【地下足袋の選び方まとめ】

・木登り剪定・三脚作業 → つま先ガードなし
・地上作業(竹垣・レンガ) → つま先ガード付きが安心
・ふくらはぎがきつい人 → 「はせプラス」で調整

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